一番身近にいるパートナーに対して、自分の意見や思いを押し付けてはいないでしょうか。
自分の意見や思いを一般論だと勝手に判断し、正当化して、話してしまうことはないでしょうか。
以前の私は、テレビで見た、友達から聞いた、自分が体験した、ことを、一般論であるかのように、パートナーに伝えてしまうことがありました。
しかし、パートナーにとって、それは一つの情報に過ぎません。
何をするにも判断するのはパートナー本人です。
自分の意見を押し付けずに、パートナーに、たくさんある中のひとつの情報を提供するという感覚でいることが望ましいです。
パートナーはたくさんの選択肢の中から、ときにはあなたの意見を選択したり、違う意見を選択したりします。
あなたではない意見を選択したときに、「なんで?」と詰め寄ってはいけません。
パートナーが選択したことに対して、どれが正解なのかはだれもわかりません。
「なんで?」となってしまうのは、自分の意見を選択してもらえなかったことに対する「悔しさ」でしかないのです。
このときの「悔しさ」って、私は、本当に必要がない感情だと思っています。
とにかく、パートナーの歩みを邪魔しないことが大事です。
選択されなかった「悔しさ」によって、パートナーとケンカをするなんて、自分のエゴでしかありません。
私の場合の心の整え方をご紹介します。
例えば、
ブログに、写真を載せたとします。
妻が、「この写真、XXXだから載せないで!!」と言ってきたとき、
私の感情の中には、
「自分が選んだものに対してイチャモンをつけられた」「替えるのが面倒だな」「なにが気にくわないのだろう」
と、一瞬、妻に抵抗する意見が湧きたちます。
ここで、やるべきことは、「すぐにこれらの感情を持ったことに気づく」ことです。
気づくことができたら、
「まいっか」「いやだと言うのだから仕方がない」「すぐにやってしまうか」「気にくわないところがどこかにあったのだろう、気にしない気にしない」
と、ひとつひとつの感情に対して、やわらか~く包み込んで、自分の意見をよりフラットな状態にします。
ここまでできれば、第一段階完了です。
次に、「どの写真にするか」で妻がすぐに選んでくれればそこで終了です。
しかし、そう簡単にはいきません。
「今、他のことを優先したいからあとででいい?」となった場合、
これまた、一瞬、
「すぐに選んでくれればいいのに」「言ったのはそっちなんだから早く選びなよ」「こっち優先でしょ」
と、妻に抵抗する感情が出てきます。
このときも、すぐにこれらの感情に気づいて、
「あとででいいか」「今、選ばなくても問題ないな」「優先が高いものがあるなら、しょうがない」
と、やわらか~く包み込んで、気持ちを切り替えます。
「抵抗する感情にすぐに気づく→やわらかく包み込むように気持ちを切り替える」
この繰り返しを常に行っていくことで、自分の感情をフラットな状態に保つことができるようになります。
自分の感情をコントロールするためには、日々、意識し、訓練するしかありません。
いかに、俯瞰して「気づく」ことができるかが鍵です。
パートナーに自分の意見や思いを押し付けないための方法をお伝えしてきましたが、この方法は、パートナー以外の人間関係にも幅広く活用できる方法です。
すべての人間関係をよいものにするために、自分の意見や思いを押し付けず、相手を尊重することがとても大切です。
決して、自分の存在を消したり、主張すべきではない、と言っているのでないのでご注意ください。
写真は、今日、広尾にある「ボンダイカフェ」で愛犬達とまったりしたときのものです。
犬連れだったので、店員さんが気をきかせて、ラテアートを作ってくれました。
こういうちょっとした心遣いによって、人を喜ばせ、相手の心を満たしていくことを体験できました。
私もこういうちょっとした心遣いが、常にできるように心がけていきます。
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和泉梨紗
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